かっちょいいPVを作りたい熱に掛かってしまい、いろいろ手持ちの機材を使って試行錯誤しておりました。
かっちょいい動画を撮ると言っても、基本的には一般的な一眼レフを使って動画を撮影することになります。あとは、撮影した動画をいかに編集するかが腕の見せところです。
そこで、当初は手持ちのニコンD5000を使って撮影してみたのですが、このカメラは一眼に動画撮影機能が搭載されるようになった初期のもので、やはり性能はイマイチです。たとえば、動画撮影時はフォーカスがマニュアルになるので、特に動く被写体を撮影するのはメチャ難しいです。そして、どうしても背景まで動く被写体を撮影すると、背景がぐにゃぐにゃに映ったり…
★D5000で撮影した動画★
また、バイクとは離れますが、去年の子供の運動会(いまどき珍しい生徒数1000人の学校)では、今のD5000の標準レンズ(18mm-55mm)だと、子供が豆粒ぐらいにしか写らず、お友達のお父さんが撮影したうちの子供の写真は超デカく写っていて衝撃だったり(T_T) ということもあり、望遠レンズも必要だなぁと考えていました。
そこで、当初はニコンの望遠レンズを追加しようかとも考えたのですが、それだけでも結構高い買い物になるので、結局、今の一眼デジカメは、性能が向上してるし、価格も手ごろになってきているみたいなので、カメラ本体も含めて購入を検討するに至りました。
入門機から中級機まで、いろいろなモデルを探したのですが、予算の兼ね合いもあり、結局、値段と機能のバランスがよかったソニーの入門機になるα65を買うことに決めました。
ソニーのα65は今年の1月から発売開始の新モデルで、入門機ながら、ソニーならではの動画撮影に強いということと、高速連写の機能が高いということが売りの一眼レフカメラです。それに、ソニーのカメラは昔のミノルタのレンズが使えるということで、うちにあった、ミノルタ互換のタムロンレンズ(70mm-300mm)も使えそうです。実際に店頭でα65を触ってみた感じは、上位機種のα75より小型で持ちやすく、とても気に入りました。
お店の人に相談すると、どうやらダブルズームのA65VYというタイプが純正レンズも2本ついて割安なのでおススメということで、そちらを買うことにしました。
70mm-300mmの社外レンズもあるのに、ダブルズームでいいのかとは思いましたが、確かに割安だったのでw
買ってみて写真を撮ってみるとビックリです。
コンパクトカメラで撮るとこんな感じの写真が
300㎜の望遠で撮ると
超ドアップ♪
古い社外品の望遠レンズだったので、写りやらオートフォーカスのスピードとか心配でしたが、特に問題なさそうでした。
このカメラを持ってさっそく、動画を撮りにいったのですが、そこで大問題に直面しました。というのも、動画がフルハイビジョンの解像度でスゴクキレイに撮れるのですが、手持ちで撮影すると、手ぶれがひどくて、見ているとスグに気持ち悪くなってしまいます。これでは、せっかくの高画質も台無しになるので、そこからビデオ用の三脚なるものもあわせて探すようになりました。
当初はビデオ用の三脚なんてあるのも知らなかったのですが、通常のカメラ用三脚との違いは、縦位置での撮影ができないかわりに、雲台がスムーズに動くのが特徴とのことです。特に、一眼レフカメラぐらい重量のあるカメラを乗せて撮影するには、鉄製の雲台が良いそうです。結局、三脚については、店頭で見つけた「スリック ダイワ ビデオ三脚 DST-43」という三脚とマイミクのkoudaiさんが、購入したという「Velbon ビデオ三脚 Sherpa 538」という三脚の二択になり、最終的に、「スリック ダイワ ビデオ三脚 DST-43」は安かったものの、店頭に在庫がなく、軽くて評判もいい「Velbon ビデオ三脚 Sherpa 538」を購入することにしました。
三脚に加えて、一眼で動画を撮る場合は、レンズのオートフォーカス音が動画に入るため、外部マイクがある方が良いとのことです。この外部マイクは、koudaiさんがおススメの「audio-technica ステレオマイクロホン AT9941」をお店に現物を見に行っただけだったのに、その場で店員さんがずいぶん勉強してくれたので、こちらを買うことに。
ただ、この「audio-technica ステレオマイクロホン AT9941」は、外部フラッシュの接点につけるためのアダプターがついているのですが、なんと、Sonyのカメラは形状が全く違うのでつかないハプニングが発生…
そこで、安く解決できる方法がないかと調べたら、本来は大型の外部フラッシュをつけるブラケット「LPL ブラケット ユニバーサルブラケットUB-90 L26611-1」を見つけて、こちらを流用して外部マイクをセットすることにしました。
できあがりはこんな感じ♪ ちょっと映り込みが多すぎですが…
最後に編集ソフトは、メインはLoiloScopeを使用、スロー作成用にTMPEG Video Mastering Works5を使っています。LoiloScopeは使いやすくていいのですが、フルHDでエンコードしようとすると、できなかったり、あと、スローの機能はあるのですが、再生がおかしくなりうまく使えなかったりと、なかなか安定しません。TMPEG Video Mastering Works5は編集には使いにくいのですが、動画変換はスゴクいいです。スローにしても動画も乱れないので気に入っています。 ただ、今の状態じゃ、2つのソフトを使い分けることになり、とても面倒なので、編集もやりやすく、スローもキッチリ変換できる編集ソフトを探さないとなぁと思っております。
★以上の組み合わせで作ったのがこちらの動画★
スローが鉄板だということは良くわかったのですが、毎回同じというわけにもいかないですしねぇ。
撮影だけでなく、もう少し、シナリオとか構成を考えないととは思うのですが、レース中や練習中にはそこまで頭がまわらない…